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院長 山本従道からの病気のお話



認知症について(2)

今回も、前回に引き続いて痴呆の話です。
主に予防と治療についてお話します。
誰も痴呆にはなりたくない ものです。

予防ですが、   @脳血管性痴呆には、脳動脈硬化症が進まないように注意をすることが一番です。
以前、成人病という言葉が使われていましたが、現在生活習慣病という、
高血圧、糖尿病、高脂血症など慢性の疾患の予防治療が大切です。
Aアルツハイマー病には、有効な予防法はないのが現状です。

  参考までに、アルツハイマー病になりやすいという危険因子があります。
まだ、科学的に証明されていないものもありますが、
まず遺伝的要素;染色体の変異との関係が証明されたものもあります。
また、アポリポ蛋白といって、脂質に関係する蛋白の型の違いで
アルツハイマーになりやすいグループがあるようです。
さらに、ダウン症という病気との関係や頭部外傷(ボクサーにアルツハイマーが多い)など
興味の尽きない話がいろいろあります。
一般的には、性格傾向が大切で、頑固、わがまま、無口、社交的でないなどが危険なようです。
明るく楽しく朗らかに過ごすことが痴呆の予防にも良いということでしょうか。

最近、新しい薬でアルツハイマー病の進行を遅らせるという薬が出ました。
診療所でも処方しています。
心配な方は診療所へお越しください。

認知症に関する図はこちら!!

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