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院長 山本従道からの病気のお話



高血圧について

この分野もいろいろ進歩しています。
よく病院に行くと血圧が上がるという話がありますが、これを白衣高血圧といいいます。
交感神経の緊張で起こるもので、合併症の進展、発生の心配なしと言われていました。
最近はちょっと注意をしたほうが良いということになっています。
一番の話題は、血圧の日内変動でしょう。
正常な人は、夜寝ているとき交感神経が休み、副交感神経が強くなります。
このため脈が減り、血圧が下がります。
これを窪みあり型(英語でdipper)といいます。
緊張の高い方は、夜間寝ているときも交感神経の緊張が強く、
寝ているにもかかわらず血圧が下がらない現象が起きるようです。
これを窪みなし型(英語でnonーdipper)といいます。
明け方(起床後)の、急な交感神経の緊張で血圧が急上昇することも要注意にあげられています。
これを朝の急な上昇(英語でmorning surge)といいます。
一番悪いのは、窪みなし型、朝の急な上昇付きの形です。
このようなことが24時間血圧計をつけることでわかります。
外来の検査で一日機械をつけておくことで調べることができます。


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